〈親世代は泣ける小説〉アルプス席の母(早見和真)

 こんばんは。土曜日のブログを書き忘れ、今書いているたぬきです。今日はカープが逆転勝ちしたのでうれしいです。さてそんな私の今日のお勧め小説は野球ものです。高校球児の母が主人公なんです。親視点の小説は珍しいですが、それゆえに「泣けた」とおっしゃる方が多かったです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

アルプス席の母 [ 早見 和真 ]
価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/7/12時点)


 Chat GPTにイメージ画像を作ってもらったら、なんか本物の写真みたいでびっくりです。

教員目線で読むと最初は辛い

 強豪校の選手の母親って大変なんだなあ・・。と思い、教員としてはどうしても申し訳なさが生まれてしまうのでした。主人公の息子、航太郎はとてもまっすぐな気性のいい子なんですが、なかなか報われないし。試合にはたった9人しか出られないのに、部員はいっぱいいますからレギュラーの座を確保するのも大変です。

高校野球の見方が変わった

 でも、航太郎はレギュラーに選ばれなくても、ムードメーカーとして精一杯声を上げて盛り上げ、試合の雰囲気を作り、周りからも必要とされていくようになります。本当に気持ちの強い子です。この頃からだんだん読むのが楽しくなってきました。ベンチで伝令をしている子も、アルプススタンドで踊っている子も、みんなそれぞれ自分にできる精一杯のことを頑張っているんだ。そう思うようになりました。

「限界」について

 高校生はまだまだ視野が狭いです。それは日々感じます。その生徒自身が思い込んでいる「自分の限界」の先にあるものを見せてあげられる指導者でありたい。そんな思いを持ったラストでした。最初は読むのが辛かったけれど、読んでいくうちに沸々と感動が湧き上がる、そんな小説です。

 2025年本屋大賞第2位なのも納得の内容でした。

タイトルとURLをコピーしました