今を綴った一冊📚『伊藤潤二大研究』世界が震えた“美しき悪夢”の魅力

こんにちは。今日は一日家でのんびりしながら、先週購入した本を読みました。

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伊藤潤二――この名前を聞くと、どこかぞくっとするような、けれど目が離せない不思議な感覚を覚えます。緻密で不気味、美しさと恐ろしさが紙一重で同居するあの世界観に、一度触れると簡単には抜け出せません。

そんな伊藤潤二作品の魅力を多角的に掘り下げた書籍『伊藤潤二研究』(2017年刊行)が、このたび大幅に内容を追加・改訂され、『伊藤潤二大研究』として7年後に刊行されました。

海を越えて熱狂を呼ぶ伊藤潤二の世界

増補新版となる『伊藤潤二大研究』には、海外での人気ぶりを伝えるグラビアや新たな寄稿が多数加わり、その反響の大きさに圧倒されました。ページをめくるたびに、なぜここまで世界中の人々が伊藤潤二に魅了されるのか、考えずにはいられません。

世田谷文学館で開催されていた「伊藤潤二展 誘惑」も大盛況で、会場には国内外から多くの来場者が詰めかけていました。独特の美しさと醜さという表裏一体の世界観を、あれほどまでに緻密な描線で表現できる作家は、伊藤潤二先生をおいて他にいないのではないかと思います。

当時、私がインスタに載せていた記事をここに載せます。

豪華な寄稿陣と夢の対談

本書では、高橋葉介さんや波津彬子さんといった漫画家による寄稿文も読むことができ、とても贅沢な内容となっています。中でも印象的だったのは、高橋留美子さんが描いた「富江」。留美子先生の絵なのに、しっかり“富江”していて、思わず笑顔になってしまいました。

増補新版では京極夏彦先生の寄稿文も読めました。さらに嬉しかったのが、和山やまさんとの対談です。おふたりの作品には、どこか通じる空気感を感じていたので、「やっぱり」と納得しながら読むことができました。まるで答え合わせをしているような感覚でした。

知れば知るほど、そのギャップに惹かれる

そして、伊藤潤二先生ご本人と作品世界とのギャップもまた、大きな魅力です。あれほどおぞましく恐ろしい世界を描いているにもかかわらず、ご本人はとても穏やかでチャーミング。知れば知るほど、その人柄とのギャップに驚き、ますます惹かれていきます。

おわりに

『伊藤潤二大研究』は、伊藤潤二作品のファンにとってはもちろん、まだ彼の作品を読んだことのない方にとっても、格好の入門書となる一冊です。その魅力の深さに触れ、ページをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。私もまだ読んでいない『人間失格』読んでみようと思いました。(高橋留美子先生のおすすめなのもあって。)

今日のたぬきの「今を綴った一冊」は伊藤潤二先生の世界を余すところなく描いた「大研究」でした。伊藤潤二展の興奮が蘇ってきました。皆さんも美しき悪夢の世界に、ぜひ足を踏み入れてみてください。

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こんにちは、たぬきです。
高校で国語を教えながら、学校図書館の運営もしています。
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