〈衝撃的な芥川賞小説〉ハンチバック(市川沙央)

 こんばんは。5月に入りなんか疲れているたぬきです。ところで、令和元年に読書バリアフリー法が制定されたのはご存知ですか?今日は本好きとして避けては通れない小説を紹介します。

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読書文化のマチズモ

 マチズモとはスペイン語の「macho」(男らしい男)に由来し、男性優位主義を意味する言葉ですが、ここでは普通に読書が楽しめる人間の優位主義を表す言葉として使われています。

 視覚障害だけでなく、本が持てる、ページがめくれる、読書姿勢が保てる。書店に自由に書いに行ける、これら5つの健常性がないと読書文化は楽しめないということをこの本で知りました。

 「やっぱり本はページをめくらないとね。電子書籍も悪くはないんだけど」なんて言っていた私も読書文化のマチズモに染まっていたようです。

ところどころに感じる作者の怒り

 身体が不自由というだけで読書を思うままに楽しめない、そういう作者の怒りをひしひしと感じつつ読みました。インセルとかの聴き慣れない言葉を調べたり、田中さんのルサンチマンって言葉に受けたりの読書体験は楽しかったのですが、もっと知らねばならない世界でもあると思いました。ハンチバックという言葉も初めて知りました。

読書バリアフリー

 昔に比べれはかなり向上してきたように思われます。図書館にもさまざまなバリアフリーの本が入るようになりました。ただ高額なので、一般の学校図書館にはなかなか置けないのが現状です。電子書籍も高額なのでなかなか大量には購入できないのが現状ですが、こういった小説がきっかけで、もっと多くの人が気軽に本を楽しめる世界になってくれればいいと思います。

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